知覧研修

2013年3月24日

3月23・24日に、一泊二日の知覧研修が行われました。

知覧とは、鹿児島県にある特攻隊出撃の地で、戦争中に特攻隊の方々が国のため、家族や愛する人のために、飛び立って行った場所です。

今年は、2013年度入社内定者7名と、社員11名、奥迫専務、奥迫取締役の合計20名が参加させて頂きました。

富屋旅館

研修では、「富屋旅館」に泊まりました。

68年前に鳥濱トメさんという方が営んでいた食堂を、特攻隊の方々のご遺族やご友人が、知覧の土地に来た時に泊まれる場所を作ってあげたいという想いから、「富屋旅館」として今は旅館に形を変えて残っています。

1日目は、まず旅館で、株式会社ザメディジョンの山近社長より歴史のお話を聞いてから、

鹿児島で活躍されていらっしゃる女優「たぬき」さんの特攻隊のエピソードに基づいた一人芝居を観ました。

当時の情景が思い浮かぶようなお芝居で、ほとんどの方が涙を流していました。

夕食には、皆で卵かけご飯を頂きました。

これは、特攻隊の方のひとりが出撃前日に、当時は非常に高級だった卵を使った卵かけご飯を食べたいと言ったことから、トメさんが自分の着物を売ってまで用意してあげていたためです。

2日目は、早朝散策から始まりました。

特攻隊の方々が寝泊まりしていたという三角兵舎や映画「ホタル」のロケ地などを見て回りました。

朝食を頂いた後は、鳥濱トメさんのお孫さんにあたる女将の鳥濱初代さんから当時のお話などを聞いてから、

旅館の隣にあるホタル館の見学に行きました。

ホタル館には、トメさんをお母さんと慕った特攻隊の方々の遺書やトメさんとのエピソードが飾られています。

知覧特攻平和会館

最後に、バスで移動し、知覧特攻平和会館に行きました。

知覧特攻平和会館には、国のために命を落とした1036名の特攻隊の方々全員の顔写真や、直筆の遺書などが飾られていました。

この知覧研修に参加するまで、私は、知覧ってどこだろう?特攻隊って何をした人?と全く何も知りませんでした。また、知ろうともしていませんでした。

2日間の研修を通して、自分がいかに当時のことを他人事として捉えていたかを思い知らされました。

今すぐにたぬきさんや女将の鳥濱さんのように、多くの人々に当時起きた出来事を伝えていくというのは難しいですが、

今ある全てのことが”当たり前”ではないのだということを、常に頭の片隅におき、

先祖への感謝・親への感謝・友人への感謝・周りの全ての人々への感謝の気持ちを忘れずに、

今の自分にできることから始めて参ります。

この度は、このような貴重な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました。

【製品部 山本遥】