知覧研修

2016年3月6日

3月5・6日に、一泊二日の知覧研修が行われました。

知覧とは、鹿児島県にある特攻隊出撃の地で、戦争中に特攻隊の方々が国のため、家族や愛する人のために、飛び立って行った場所です。

今年は、2016年度入社内定者11名と、社員24名、奥迫取締役の合計36名が参加させて頂きました。

研修では、「富屋旅館」に泊まりました。

71年前に鳥濱トメさんという方が営んでいた食堂を、特攻隊の方々のご遺族やご友人が、知覧の土地に来た時に泊まれる場所を作ってあげたいという想いから、「富屋旅館」として今は旅館に形を変えて残っています。

1日目は、鹿児島で活躍されていらっしゃる女優「たぬき」さんの特攻隊のエピソードに基づいた一人芝居を観ました。

当時の情景が思い浮かぶようなお芝居で、ほとんどの方が涙を流していました。

ご自身の病気と戦いながらも、後世に特攻隊の若者たちの話を伝えていきたいとう強い想いを感じました。

夕食には、皆で卵かけご飯を頂きました。

これは、特攻隊の方のひとりが出撃前日に、当時は非常に高級だった卵を使った卵かけご飯を食べたいと言ったことから、トメさんが自分の着物を売ってまで用意してあげていたためです。

そして、夜寝る前には、それぞれが特攻隊として旅立っていった若者たちのように、家族や大切な人、未来の自分へ宛てて、研修で感じた想いや感謝の気持ちを綴りました。

2日目は、早朝散策から始まりました。

特攻隊の方々が寝泊まりしていたという三角兵舎や映画「ホタル」のロケ地などを見て回りました。

そこには、たくさんの石碑が建てられており、そこに刻まれたメッセージを読み、胸が締め付けられる想いでした。

朝食を頂いた後は、鳥濱トメさんのお孫さんにあたる女将の鳥濱初代さんから当時のお話などを聞きました。

女将さんは私達に多くの問いかけをしてくださり、
自分の使命は何か?家族、友達、学校、会社、地域、国、地球に何をして差し上げれるのか?を考えさせられました。

女将さんのお話の後は、旅館の隣にあるホタル館の見学に行きました。

ホタル館には、トメさんをお母さんと慕った特攻隊の方々の遺書やトメさんとのエピソードが飾られています。

そして昼食は、公園でトメさん弁当を頂きました。
この2日間で食べられることの有り難みも感じることが出来たので、
研修最後の食事を感謝の気持ちを持って、みんなで味わって頂きました。

知覧特攻平和会館

最後に、バスで移動し、知覧特攻平和会館に行きました。

知覧特攻平和会館には、国のために命を落とした1036名の特攻隊の方々全員の顔写真や、直筆の遺書などが飾られていました。

明日出撃するという状況に関わらず、遺書の文字は力強く、感謝の言葉がたくさん綴られており驚かされました。

この2日間の知覧研修を通して、今まで当たり前だと思っていたこと、
ぐっすりと眠れること、ご飯が食べられること、大切な人達と生活ができること、呼吸が出来ること、耳が聞こえること…
全てが有難いことで、当たり前ではないことだと実感しました。
今後は全てのことに感謝をし、今回の研修でご縁を頂いた、たぬきさんや、富屋旅館の女将さんのように周りの人に与えられる人間を目指します!

この度は、このような貴重な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました。

【内定者 細川沙矢佳】