グループ企業

りせらや養蜂園株式会社

りせらや養蜂園株式会社

代表取締役

前本 憲次

りせらや養蜂園ではどのような事業を行っていますか。

中国山地から日本海へと続く山間部に自然豊かな台地が広がる島根県で、100%国産の天然はちみつの養蜂を中心とした事業を行っております。
ミツバチが農薬の付いた花から蜜を採ってきてしまうことを避けるため、人里から離れた場所で養蜂を行っています。
私たちりせらや養蜂園のはちみつは、水あめなどの「混ぜ物」やはちみつ本来の栄養素を壊してしまう可能性のある「高熱処理」を一切行わず、その日採れた朝どれのはちみつのみを瓶詰めしています。
また、商品の均一化を行っていないため、日々変化する自然本来の風味をお楽しみいただけるのも特長です。

ビジョンに込めた想いを教えてください。

現在の地球は温暖化の影響を受け多くの自然災害が発生しております。
人も住みにくくなる一方で蜜蜂も同じように住みにくくなっていると感じています。
私たちりせらや養蜂園では、ミツバチが住みやすい環境を整えて行く事で、地球環境の改善が出来ると考えています。
ミツバチがいなくなれば森や豊かな養分を蓄えた水が消え、川や海の生態系も破壊してしまうといわれています。
私たちができることは僅かですが、ミツバチと共に地球環境を少しでも良くしていきます。

経営理念を実現するために特に意識していることはなんですか。

ミツバチ達が作り出す蜂蜜に農薬の混入など無いように巣箱を置く場所は特に気を付けており、安心安全な食品としてお客様に喜んで頂けるよう巣箱置き場の選定を行っております。
ミツバチ達は蜂蜜を集めますが、それと同時に花粉も集めます。
その行為が花の受粉を行い作物が育ちます。
森の植物もミツバチ達の受粉のおかげで実がなり、種が落ち新たな芽から木が育ちます。
ミツバチを育て増やすことで、ミツバチを通して地球環境に貢献できると考えています。

仕事に対する熱い想いややりがいを感じる場面を教えてください。

ミツバチ達と一緒に仕事をしていると、ミツバチがとても可愛いく愛おしく感じます。
一生懸命働く姿を見ているとミツバチの為にできることはないか?病気や天敵などミツバチに害のあるものが周りにないか?常に気を配っています。
ミツバチが一生をかけて採ってくる蜜の量はティースプーン1杯と言われています。
ミツバチ達が一生懸命集めた美味しい蜂蜜を沢山の方にお届けできるようこれからもミツバチと共に頑張ってまいります。

今後りせらや養蜂園として挑戦していきたいことや未来のビジョンを教えてください。

りせらや養蜂園では養蜂に加え、農業もスタートしております。
今後、養蜂部と農業部の2部門体制を確立させ、安心安全な食品としてお客様に喜んで頂ける商品を作っていきます。
今後のビジョンとして、養蜂では採蜜量を増やすことで多くのお客様に美味しい蜂蜜をお届けできるように致します。
また、養蜂家を育てることにも積極的に取り組んでいければと考えております。
養蜂技術を伝えて仲間を作り、ミツバチも増やせるよう努めてまいります。
農業では真菰や紫菊芋の生産体制を確立させ、商品化出来るよう取り組みます。

最後にメッセージをお願いします。

私たちは島根県の西部の中山間地域や山間部で養蜂を行っております。
ここ島根県は自然が豊かです。
蜂蜜は多く採れる所ではございませんが、とても美味しい蜂蜜の採れる場所だと思っております。
現在はお米の栽培や真菰、紫菊芋の栽培にもチャレンジしています。
蜂蜜といえば島根の蜂蜜と言ってもらえるように、美味しい蜂蜜を沢山の方にお届けできるようミツバチと共に頑張ってまいります。